関西からの旅行情報 <素敵な出会いを求めて旅に〜>

関西を拠点に旅情報を発信します。

幻の逸品<間人ガニ>宿泊プラン

丹後の冬の味覚と言えば松葉ガニズワイガニ)。 

地方によっては『越前ガニ』、『ヨシガニ』など呼び方が異なります。 

特に丹後町・間人漁港で水揚げされる松葉カニを『間人ガニ』と呼び、 

品質・味ともに最高級と言われています。 

水揚げ量が少ないため『幻のカニ』とも呼ばれています 

f:id:norikatsu:20131022103155j:plain

 

「人間」という字を逆さにして「間人(たいざ)」。間人ガニ(たいざがに)とは、山陰地方(島根、鳥取、兵庫、京都)の特産である松葉ガニの中でも、都北部の丹後半島・間人港(たいざこう)に水揚げされるものだけに与えられる名前です。京都府の最北端経ヶ岬の沖合いを漁場として日帰りで漁をし、獲ったその日に帰港して競りにかけられ食膳に出される間人ガニ(たいざがに)。その驚くべき鮮度と極上の肉質から、テレビ番組「どっちの料理ショー」でもとり上げられた逸品です。身詰まりも申し分なくほかの蟹とは格が違う” “一度食べたら忘れられないと賞賛され著名人・料理人にも多くのファンを持ちますが、わずか5隻の小型船で操業する間人ガニ(たいざがに)は安定した水揚げが保証できないため数に限りがあり、幻のカニとして珍重されています。よ志のやでは、その中でも約1.2㎏前後という見事な大きさの間人ガニ(たいざがに)を料理に用いています。 

 

間人ガニに命をかける漁師たち 

カニが旬の時季を迎えると、間人(たいざ)の漁師たちは5隻の小さな漁船に乗り込み、凍てつく深夜の間人港を後にして約40キロ沖合いの漁場へと向かいます。吹きすさぶ寒風や激しい波しぶきと格闘すること23時間。たどり着くのは、水深200mから300mの海底に間人ガニ(たいざがに)が生息する豊饒の海です。しかし、板一枚下は荒れ狂う冬の日本海。海が時化(しけ)やすいこの季節、間人ガニ漁は常に危険と隣り合わせです。まだ夜明けにはほど遠い極寒の海でカニ漁を開始。やがて、男たちの壮絶な仕事ぶりとともに小さな漁船は大漁の熱気であふれ返ります。 

他のズワイガニ松葉ガニとは比べるべくもない究極の間人ガニ。それは、伝統的な日帰り漁に命をかける小さな5隻の船によって守り続けられているのです。 

 

f:id:norikatsu:20131022103155j:plain

 

間人(たいざ)は、カニの漁場まで2、3時間と最も近い漁港であり、港も船も小さいため、海上で停泊することなく日帰りで漁をすることが可能です。また、間人ガニ(たいざがに)の専門家である漁師たちはカニの扱いも手早く丁寧。厳しい自然の中で時間と戦いながら、細心の注意と真心をもって間人ガニ(たいざがに)漁をするのです。獲れた間人ガニ(たいざがに)は活きたまま素早く港へ運ばれ、鮮度を落とさないよう、船から下ろされると競りが始まる直前まで海水の入った水槽に入れられます。間人ガニ(たいざがに)の鮮度は、海に生きる間人(たいざ)の男たちの熱意とこだわりの心に支えられています。 

 

 

間人ガニの競りの様子 

間人ガニ(たいざがに)が究極のカニと言われる理由は鮮度だけではなく、その選別にも妥協がありません。品質を守り他の産地との差別化を図るため、まず、漁師自らが船上で一匹一匹厳しくチェックし、「間人ガニ(たいざがに)」の文字と船名が刻印された緑のタグを手作業で付けていきます。さらに、厳格な選別とランク分けがなされた後、競り場へ。そこにも、仲買人の厳しい目が待っています。他の市場とは比較にならない間人ガニ(たいざがに)の高い基準。希少な間人ガニ(たいざがに)の競りは殺気立った空気に包まれ、漁師や仲買人の表情も真剣そのものです。こうしたチェックを見事にクリアしたカニだけが間人ガニ(たいざがに)と呼ばれることを許され、地元の旅館や高級料亭へと運ばれていきます。 

緑のタグが間人ガニの証 

間人ガニ(たいざがに)に必ず付いている緑のタグ。これは、船に揚げられてすぐ、漁師たちの手によって付けられたものです。「間人港(たいざこう)」の文字と船名が書かれたこのタグは、身詰まりや大きさ、重さ、キズや色つや、形の良し悪し、成長の度合いなど、全ての条件を満たした間人ガニ(たいざがに)の証。いわば、至福の美味の保証書です。漁師たちが体を張って獲った間人ガニ(たいざがに)を大切に思い、その究極の品質に対する誇りをお客様に伝えたいという情熱が、この小さなタグに込められています。 

 

 

http://okip.jp/YHW3H 

 

幻の逸品<間人ガニ>宿泊プラン