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フィンエアー(AY)は9月24日、6月から代表取締役兼CEOを務めるペッカ・ヴァウラモ氏の就任記念記者会見を開催した

フィンエアー(AY)は9月24日、6月から代表取締役兼CEOを務めるペッカ・ヴァウラモ氏の就任記念記者会見を開催した。ヴァウラモ氏は、日本がヘルシンキ以外では最も大きな市場であり、日本路線の旅客の70%が日本発であることなどから、日本が「AYにとって第2のホームマーケット」であると強調。2020年までに2010年比でアジアでの売上を倍増する目標の達成に向け、日本市場でも座席供給量やサービスの拡充などに積極的に取り組んでいく方針を示した。

 AYは9月23日には四半期ごとの取締役会を東京で開催しており、これに合わせてAY取締役会会長のクラウス・ハイネマン氏らも来日し、記者会見にも同席。ハイネマン氏によると、東京での取締役会の開催も日本重視の表れで、取締役らに日本市場の現状を認識させるためであったという。

 AYではアジアと欧州をヘルシンキ経由で繋ぐ戦略で成長してきており、日本でも役所広司さんを起用した広告など積極的な展開によりシェアを拡大してきているところ。AYが現在乗り入れるアジアの都市は13地点で、2020年に売上を2倍とする目標を達成するには1年ごとに1都市ずつ就航地を増やしていく必要があるという。対象は主に中国を想定するが、日本でも座席供給量の増加やサービスの充実をはかっていく。

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 路線展開について現時点で決定した事項はないものの、現在就航している成田、関空、中部での増便や機材の大型化、あるいは新路線の就航など市場環境を注視しながら判断していく考えだ。羽田についての質問では「大変興味がある」としつつ、航空当局間協議での合意もないことから、今後の推移を注視していくと述べるに留めた。

 このほか、機材については、2014年後半からエアバスA350型機の受納を予定しており、日本も「最初期に導入する路線として極めて有力な候補」(ヴァウラモ氏)であるという。また、サービス面ではマリメッコとの提携などによる差別化を進めているところで、機内エンターテイメントも刷新。さらに2014年秋までに、ビジネスクラスにフルフラットの新シートを導入する計画だ。