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スクート、14年中に関空就航めざす、B787活用

スクート(TZ)は2014年11月を目標に関空/シンガポール線の運航をめざす。TZは2014年10月からボーイングB787-8型機とB787-9型機をそれぞれ10機、2年に渡り順次導入していく計画で、14年11月から、新規材による新規路線就航を予定している。TZ日本・韓国支社長の坪川成樹氏はJATA旅博2013で本誌の取材に応え、「社内調整もあるが、関空線を飛ばしたいと考えている。関空側と話をはじめている」と話した。

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 関空/シンガポール線はデイリーで運航する予定。直行便か、いずれかの都市を経由するかに関しては、「どちらが日本の旅行者にとってよいものか検討している」と明言を避けた。

 また、TZでは新機材で日本の地方都市2、3ヶ所から、新規路線を開設したい考えだ。坪川氏は「週4便ないと、旅行会社がパッケージを作りづらい」とし、「旅行会社のメリットを考えながら便数を検討し、(地方路線は)最低でも週4便は飛ばしたい」と述べた。

 さらに、坪川氏は「関東からシンガポールへダブルデイリーで飛ばしたい。羽田もありうる」と意欲を示した。日本とシンガポールの航空当局間協議では、羽田空港の昼間時間帯について、シンガポールの航空会社が1日2便まで運航可能。坪川氏は「TZはシンガポール航空(SQ)のグループ会社。どのブランドがどこから飛ばすのか、グループとして判断していくことになる」と述べた。

 なお、TZは成田/台北/シンガポール線を運航しているが、6月から8月の3ヶ月の平均ロードファクターは約96%と好調。日本人旅客は約5割で、このうち4割程度が台湾、1割から2割がシンガポールまでの旅客であり、「シンガポールへの需要が当初に比べて増加してきた」という。