関西からの旅行情報 <素敵な出会いを求めて旅に〜>

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江戸時代に生まれた宗和流本膳料理を現在に伝える 唯一の老舗料亭「洲さき」

伝統を守り続ける人がいます。自然を愛してやまない人がいます。
地元を誇り、地元を想い、地域の魅力を輝かせている魅力ある人々…。
JTBの「感動魅力人」は、地元を愛する人々との交流のなかで、
旅先での文化や歴史、自然に深くふれあえる「新しい旅」のカタチです。
感動魅力人と出会う旅。そこにはいつもより大きな感動と
思い出が待っています。

江戸時代に生まれた宗和流本膳料理を現在に伝える
唯一の老舗料亭「洲さき」。f:id:norikatsu:20130610141349j:plain
その女将である洲岬佳子さんは新しいものも柔軟に取り入れながら飛騨高山の味や季節、伝統を今に発信している。

飛騨高山の料亭洲さきは、江戸時代の寛政6年(1794年)に創業、宗和流本膳料理の味と形を今に伝える唯一の店だ。しかし、現在、10時間も要する本膳料理の需要はない。そこで、守るべきものは守りながら随所に時代ごとの新しい感性を取り入れ、その魅力を伝えていこうと生み出されたのが「宗和流本膳崩」。30品ある本膳のお料理を11品に絞り込み、限られた時間でも十分に宗和流本膳を味わえるよう工夫した。飛騨高山の山で採れる山菜や茸、川で獲れる天魚や鮎、手に入る限りの季節の素材を盛り込み、また、漆器は飛騨春慶、器は渋草焼きなど地元の道具を使う。11品に高山の魅力がぎゅっと凝縮されるのだ。
料理で高山の魅力を発信
「高山の料理や伝統文化を継承していくためには柔軟さが必要」と語るのは、女将である洲岬佳子さん。例えば、足の痛い方や車椅子の方ために、和室に椅子席を取り入れるなど時代のニーズには積極的に応える。細かい作法などにもあまりこだわらない。堅苦しく頂くよりも美味しく味わってもらえばいい。
 また、女将さんは若い世代の人たちのアイデアにも期待しているという。洲さきで働く若い人たちが同世代の陶芸作家と新しい器を作るなど、スタイルを変えても「洲さきを守る」という気持ちがあることが大切なのだ。
 お客様の中には、毎年のように洲さきでゆったりと食事をし、高山を過ごすことを、人生の楽しみとしている方も多いという。「高山を愛し、洲さきを愛してくれる方がいることは私にとって本当に嬉しいこと。そのためにも、料理を通していつまでも高山の魅力を発信していければと思っています」と女将さんは語ってくれた。





創業1794年 宗和(そうわ)流本膳料理

飛騨高山 料亭洲さき

茶道の流れを汲む宗和流本膳料理について、その歴史・由来などの案内を楽しみながらのお食事プラン。
女将が接客係を務めます。
感動魅力人プランでは、お抹茶が付きます。

■設定日:2013年4月1日(月)~9月30日(月)毎日設定
※除外日:4月14日(日)・15日(月)

■営業時間:昼食11時30分~14時/夕食17時~19時(最終入店)

■メニュー:宗和流本膳崩し12,700円、
味結(宗和流本膳崩しの簡略版)8,400円(昼食のみ)、
味暦(お昼のミニ会席)6,300円(昼食のみ)

■お申込■
http://okip.jp/qAYWb
〒580-0015
大阪府松原市新堂3-2-31

薮野 功勝(やぶの のりかつ)
手配担当:樫田 悦子(かしだ えつこ)
電話072-289-5186
ファックス072-289-5187

■交通:高山陣屋より徒歩約1分
料亭 洲さき
〒506-0821
岐阜県高山市神明町4-14